感想:『鉄のラインバレル』 第4話「正義の代償」

理沙子が矢島を好きってんならまだ非モテ的に同情のしようもあるけど、この主人公はほんとにもう!
とか思ってたけど、キツい展開だったな。
ラインバレルのファクターとして適任かどうか監視されまくってる主人公。絡まれた側とはいえ一般人をボコボコにして評価は良くない。
そして何度目かの矢島のお節介焼き。しかし今回はどうもこれまでのそれとは様子が違う。
「証明してくれよ。俺はもう、お前に必要ないってさ」
殴り合って、本心を語り合う矢島と主人公。
自分が矢島に助けられてコンプレックスを持っていたように、理沙子絡みで主人公にコンプレックスを抱いていた矢島。
理沙子のことを諦めさせてくれ、の意味もあったのだろうけど、これは本質的に主人公のコンプレックスのケア。
完璧に仕事を終えて矢島絶命。君が死ぬことは人伝手に聞いてました。だから「三人でお弁当」の約束も死亡フラグだとわかってしまいました。コンプレックス解消の瞬間にトラウマを作る主人公。感情の上げ下げは基本に忠実。
そしてついに怒りで認証なしにラインバレルを呼んじゃう主人公。
「俺は…あいつを殺したい!」
覚醒。暴走。回想。
とそんな感じで……来週からの主人公が楽しみ。